こんにちは。
宮田歯科三田診療所 医長 冨川です。
「暖かくなってきたな」と思っていたらもう桜が散り始めてますね。
桜の季節といえば、4月から新しい環境で頑張っておられる方も多いと思いますがどうでしょうかね??
地震の影響でリストラ、契約解除、雇用見直し(内定取り消し)など暗いニュースを耳にします。
会社によっていろいろなリスクに直面しての苦渋の決断ではあると思いますが、こんな時だからこそ頑張って雇用を増やし、経済を動かしていく必要がありますよね。
結婚式の延期やコンサートなどのイベントなど多方面で「自粛」の動きが出ていましたが、あまり自粛ばかりしていてもお金が回らず、景気低迷に拍車をかければ被災地の復興にも響きます。
余震も多く不安もありますが、1日でも早くこういった暗いニュースが聞かれないよう、日々の生活を元気に頑張っていきたいですね!
さて、今日は「顎関節症」のお話です。
よく患者様から
「顎が開閉時にカクンと音がする」
という相談を受けることがあります。
これは音がするだけで痛みや開口障害が起きていなければ緊急を要するものではありませんが、原因が噛み合わせに起因したものなどは治しておかないと後々大変なことになることもあるのです。
実際にブログや患者様の声にも書きましたが僕の患者様の中には「頭痛」「めまい」「耳鳴り」まで起こり、日常生活に支障がでるまで症状が悪化したケースも少なくありません。
しかし総じてここまで症状が悪化したケースでは患者様はまず「耳鼻科」に行かれ原因不明ということで「メニエール症候群」と診断されているケースがほとんどです。
実際は噛み合わせが原因だったためこれらの患者様も皆、治療し、症状も改善しましたが原因によっては放っておくと大変です。
まず顎関節症とはそもそも、、、、、
口を大きく開けようとしても、こわばって開かなかったり、
口の開閉時にカクンと音がしたり、関節や筋肉が痛むといった症状が継続する場合に顎関節症といいます。
症状の現れ方や程度、原因はまったく人様々です。
一般に症状は、左右どちらかに出ることが多く、子どもや老人は少なく、女性に多いのが特徴です。
症状としては
1 筋肉の痛み、こり:顎の周辺、こめかみ、首すじの痛み、肩こり。
2 関節の痛み:顎関節部や耳の穴の内前方あたりの痛み。
3 顎の動きの制限:顎を動かしにくい、大きく開けられない、物がよく噛めない、どこで噛めばいいのかわからない。
4 関節の異常音:顎を動かした時にカクンあるいはギシギシ、ミシミシ音が聞こえる。
5 その他の症状:上記の症状に伴って、さらに頭痛、耳鳴り、手足のしびれ、めまい、鼻やのどの違和感。
原因としては
1 顎関節には、下顎骨と頭蓋骨の部分の間に関節円板という弾力のあるクッションがあります。
この円盤が顎の動きに伴って位置を変えますが、これが何かのきっかけで引っかかってずれてしまいますと、
擦れて炎症が起きたり、余分な筋肉を使おうとがんばって、関節や筋肉の痛みとなります。
2 もともと噛み合わせが悪く、無理して噛んでいた事が限界を超えた場合。
3 歯を治療したが、噛み合わせが正しくなっていなかった場合。
4 歯ぎしりやくいしばりの癖がある場合。
5 頬杖など顎に力がかかる癖がある場合。
6 精神的な悩み、心配事、不安などのストレスを抱えている場合。これは、直接原因ではなく、上記の状態がある場合に、ストレスが発病や進行を促進します。
このように原因、症状とも様々ですが、噛み合わせからくるものがとても多いです。
しかし、噛み合わせを治すことは決して容易ではないため現状の噛み合わせはいじらずマウスピースなどで一時的に治す方法もあり、よくかかりつけの先生と相談した方が良いでしょう。
一度噛み合わせがズレると徐々にズレていくため自覚症状があまりないケースもあります。また症状が頭痛、耳鳴り、手足のしびれ、めまい、鼻やのどの違和感の場合、歯が原因だと自覚されていないケースもあります。
さらに、一見歯並びは良いように見えても噛み合わせはずれてる事があり注意が必要です。ひどくなると顔面や唇が歪んできます。
お心当たりのある方は是非一度ご相談ください。
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