暑くなったり寒くなったり…(*_*)
寒暖の差で体調を崩す方も増えているようです。
免疫力が落ちた時は歯の不調を感じる事もあります。
気になる症状がありましたらご相談ください。
体調といえば「全身疾患」と「歯周病」が密接に関係している事をご存じですか?
患者様からの問診で特に多いのが
「高血圧」
「糖尿病」
「心疾患」
「骨粗鬆症」
です。
一体どういった関わりがあるのか?
本日は「高血圧」について。
高血圧の薬の副作用のひとつに「歯肉増殖」があります。
歯肉がモコモコと腫れてしまう症状で発現率は10~20%です。
歯の汚れ「プラーク」が誘引になったり「増殖した歯肉」のポケットが
「プラークの住処」になってしまい歯周病を進行させます。
高血圧の薬もいくつかありますがそのなかの「カルシウム拮抗薬」
ニフェジピン(アダラート)、ベラパミル(ワソラン)、ジルチアゼム(ヘルベッサー)、ニカルジピン(ペルジピン)
などが挙げられます。
治療としては軽度~中程度であれば
「歯科衛生士による歯石とポケット内のプラークのクリーニング」
「適切な歯ブラシの当て方の指導」
「内科医に服用薬変更の相談」
で症状を抑える事ができます。
ここで予防できれば患者様の負担は軽いと思います(*^_^*)
重度になってしまった場合、これに
「歯肉切除」
という外科治療が加わります。
余分な歯肉を切ってプラークがつきにくい環境を作る治療です。
麻酔をしっかりしますし痛みも痛み止めでコントロールしますので
心配はいらないのですが初期のうちに抑えておいた方が楽ですね((+_+))
降圧剤による歯肉の状態は軽度の場合、ご自身では発見しにくいと思います。
「降圧剤を服用している事」を伝えて頂き、歯周病の検査をすれば
今自分の歯肉がどういった状況かどう予防するかをお伝えできますので
お気軽にご相談下さい。
次回は「糖尿病」についてお伝えしたいと思います!(^^)!
早く花粉の時期終わらないかなぁ・・・と思う 予防歯科DH.M
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