上杉鷹山 [1751 ~1822 ]
上杉鷹山は江戸時代中期の大名で、出羽国米沢藩の第9代藩主。領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作り、江戸時代屈指の名君として知られている。
なせば成る 成さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり
どんなことでも強い意思を持ってやれば必ず成就するということでやる気の大切さを説いたことば。
江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に「なせば成る、成さねば成らぬ何事も成らぬは人の成さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与えたという話は有名です。
「なせば成る、成さねば成らぬ何事も、人生の目標としたものを簡単に諦めてはいけない」
口語に置き変えれば
「やればできる やらなければできない 何事もできないのは人がやらないからだ」
元、アメリカ大統領のJ・F・ケネディやビル・クリントン元大統領に「もっとも尊敬した日本人政治家」・上杉鷹山
1961年43歳で第35代米国大統領になったジョンF・ケネディの就任の時、日本の新聞記者が「日本で最も尊敬する政治家はだれですか」と質問しました。これに対し、ケネディは「上杉鷹山です」と答えました。前大統領アイゼンハワー時代から始まった不況を打開するために、150年前の江戸時代、すでに倒産状態にあった極貧の米沢藩を立て直した鷹山をまなんでいたそうです。
2013年11月、駐日米国大使に就任した長女キャロライン・ケネディは、「父J・F・ケネディ元大統領が、江戸時代の米沢藩の名君とされる上杉鷹山を尊敬し、就任演説に代表される考え方に影響を与えた」と述べました。
日本一貧乏な米沢藩を立て直した上杉鷹山
藩政の改革に努め、節倹を率先励行、財政改革・殖産興業・新田開発を行い、藩政を立て直した。藩校興譲館を設立した。
田畑の開拓等を実施し、さらに、養蚕・織物等の新産業の開発にも努めた。米織物の工場を自らの藩に作った米沢では麻織物が中心であり、原料生産までしか行っていなかった。そこで自分らの藩で織物工場を造ることで、儲けを増やそう考えた。 また鯉なども持ち込み育てたり、内職として笹谷一刀彫などを作らせ、少しでも収入が入るように推奨した。
さまざまな改革に努め、藩の財政を立て直した。
このような藩政改革の殖産興業での米沢織物や、鯉料理、笹谷一刀彫、など今でも郷土の名産品として知られ、また食されている。
また、米沢市内には上杉謙信、また、大河ドラマ「天地人」で主人公の直江兼続が祀られる墓所があります。
機会がありましたら立ち寄られてはいかがでしょうか?
米沢市の特産品
米沢牛、米沢鯉、米沢織、館山りんご、うこぎ、雪菜、米沢ラーメン、笹野一刀彫、などがあります。
DT 我妻
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