はじめまして、今年度より三田診療所技工室に新しく入社しました歯科技工士の川原です。今日は初ブログということで自己紹介も兼ねて歯科技工士について書きたいと思います!ザッと読んでいただけたら幸いです。
ブログのタイトルのデンタルテクニシャン(Dental technician)とは英語で歯科技工士のことです。英語のほうがカッコよく聞こえるのはなぜなんでしょう笑
ちなみに
歯科医師はデンティスト(Dentist)
歯科衛生士はデンタルハイジーニスト(Dental hygienist)と言います!
まず、なぜ数ある職業の中から歯科技工士を選んだか、技工士になったきっかけを書きます。
神奈川県の藤沢市に歯科技工士の父の元に生まれ育ちました。当時父は開業していて幼き頃の記憶ですが父の技工所に遊びにいったのを覚えています。詳しい仕事内容はよく分からなかったですが入れ歯とか詰め物をつくる仕事と認識してました。
開業しているということもありとてつもなく忙しい毎日で徹夜もザラ、大変な仕事なんだと感じてました。
その忙しさを知っていたため将来は一番無縁…一番成らないであろう職業と思いました。
時が経ち進路に迷った時考えたのは、「やりがいのある仕事がしたい」
とんでもなく進路に迷いました、色んな職業を、考えました。そんなとき自然と技工士のことについて調べてました、しかしネットに書いてあることはブラックな(マイナスな)事ばかり、「汚い、長時間労働、根暗」など、そしてきわめつけは「20代の離職率7割超え」
父に相談しました。すると全く別の答えが返ってきました。「やりがいは最高にあるし自分の作ったものが評価されて困ってる患者さんのためになる」とても良い職業だと、、これしかないと思いました!
もともと、ものづくりは小さい頃から好きだったし自分の作ったものが患者さんの口の中で生きるというのは凄いことだしなによりも「やりがい」は抜群
ネットに書いてあることが正しいなんて分からないしなにより、自分で確かめてみようと
その後二年間専門で学び無事に国家試験に合格して宮田歯科にてご縁があり、技工士としてのスタート!その父もまた宮田歯科出身の技工士です。
普通、たいていの技工士は国家試験合格後、歯科技工所(複数の歯科医院から仕事を依頼されて技工物を作る)に勤めるのが一般的、歯科医院と併設している技工所(院内ラボ)、つまり歯科医院専属の技工士になるのは少ないです。
歯科技工所と院内ラボ(歯科医院専属)で大きく違うのは歯科医師と技工士の距離、そして作った入れ歯などが直接患者さんの口の中でどのように機能してるか、すぐに確かめられる所です、
技工士として働くなら、患者さんの喜ぶところを見ないと意味がないと考えてました。そしてお互い顔も知らない先生からの指示で技工をするのはなんだかモヤモヤするんじゃないか?という思いがあった。
だから迷わず院内ラボでの就職を考えてました、実際宮田歯科で初めて作った義歯を患者さんに「前の入れ歯より良くなった」と言われて本当に嬉しかったです。
技工士は大きく3つの分野、にわけられます
・入れ歯
・詰め物(インレー、クラウン、など)
・歯列矯正
私は入れ歯メインの技工士、現在技工室で金子さん(先輩、上司というより師匠)に毎日楽しく厳しく指導を受けてます!金子さんに写真を撮っていいかお願いしたところダメと言われ、ねばりにねばって撮影許可をもらいました笑、ありがとうございます。(義歯の技工最中)
また、この金子さんは父の初めての師匠であり金子さん本人はまさか親子そろって弟子になるとは思ってもなかったでしょう笑、
金子さんの技術はまぎれもなくトップクラスだと思います。その師匠から学べるということは光栄なのです。
三田技工室には金子さん以外に5人の師匠が居ます、全部で6人の師匠から学ぶことは非常にありがたく幸せなことだと思います。
4月からの8カ月、技工士という職業を語るには正直まだまだです。ですが技工士を目指す前にネットで見たことに惑わされないで良かったと思います。
自分の作った補綴物=人口臓器が患者さんの口の中で活躍、機能して喜こんでいただくことが技工士としての喜びです。
またそれを知らずに辞めていく技工士が沢山いるのが現状(=離職率の高さ)なのではないかと思います。
技工士としてのキャリア、技術は師匠たちに比べたらまだまだ足元にも及ばないですが、これからも楽しく厳しくという方針のもと成長できたらと思っています。
最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございます、ではまたの機会に
宮田歯科三田診療所技工室 川原
2015年11月24日 カテゴリ:未分類