宮田歯科三田診療所 宇井美奈です☆
突然ですが、最近風邪をひきました。
んっ??そういえばついこの前も『最近風邪引いちゃって。。。。』みたいな話を医局でしてたような。。。??
そんな感じが実は数年前から頻繁になってきていました。そのことに気づいてからもしかしたら免疫力が日ごとに下がっていっているような気がします。
*3年ほど前は平均体温36.5℃くらいだったはずが、今では平均体温35.6℃。
*人より大げさなくらい寒がる。(実際大げさではありません!)
*昔より疲れやすい。 etc………………………………………………………………
日常の些細なこと過ぎて、多少の変化にはあまり気にすることがない。。。というか気づかないO型の私は今に至ってやっと少しだけ健康の事が気になり始めた頃でした。
そんな矢先に、大学の同期の皆葉先生と飲んでいたときに、何気ない会話から、慢性鼻炎の話になりました。
お互い鼻炎もちだったので、点鼻薬を使用することが多々ありました。そのときに皆葉先生は『慢性疾患は口呼吸も影響しているらしい。。。』ということを言われ、2冊の本を貸してくれました。
この本には基本的な免疫の作用機構とそれが崩壊したときに身体にどのような症状や疾患がでてくるか。。。など分かりやすく書いてあります。
全部説明していると、キリがないので、簡単に免疫についてお話しますね。
免疫とは、「細菌・ウィルス・老化細胞・がん細胞などを排除し身体を守っていくこと。」です。主に免疫の主役は「白血球」です。白血球の中には顆粒球・リンパ球・単球の順に数が多く、急性症状時には顆粒球(交感神経支配)、慢性症状時にはリンパ球(副交感神経支配)が活躍して活性化されます。
指を切った、転んで擦りむいた、などの時は皮膚が赤く腫れ、出血なども起こる場合もあります。そんな時はズキズキ痛かったりしますよね?これが急性症状です。急性症状では顆粒球が活躍するので、一気に数が倍増し、感染を起している箇所を徹底的に攻撃します。そして、傷が治っていきます。ただ、感染組織を破戒し、新たな組織を作って治すので、ある意味組織破壊力は強力です。
慢性疾患は、自覚症状がほとんどないので痛みを感じることはないため、自分が病気にかかっている。と自覚することは難しいのです。そのため、その時は問題がないも、二次的に疾患を引き起こすことが多いのです。
慢性=病原体が宿主(身体)と共存関係を結んだからこそ、症状が起きない。と考えます。
なので、この正常な免疫機構だからこそ、正常に機能するところが、この免疫機構が崩れたら、本来自分の身体を守ってくれるところが反対に異常に作用して、自分の身体を攻撃することに変わってしまいます。
これが、自己免疫疾患です。
例えば不規則な生活習慣、ストレス、寝不足などにより、交感神経が刺激され続けている状態が続くと顆粒球が常に数多い状態に保たれます。人はリラックスする時に、副交感神経が優位になるので、本来はそのバランスを保たなければなりません。
更に鼻炎・扁桃炎・虫歯・歯周炎などの炎症によりストレスの因子が加わると更に顆粒球は倍増します。そして強力な組織破壊力によりだんだんと免疫力が異常を起し、免疫力の低下に繋がり、更には慢性免疫病と流れていくのです。
さて、歯科にも深く関与している口呼吸がなぜそれほどまでに悪影響なのか。。。。。???
そして口呼吸の自覚がなくてももしかしたらやっていしまっている可能性は十分に考えられます。
*いつも口を開けている
*朝起きたとき喉がひりひりする。
*歯の噛みあわせが悪い
*唇がよくかわく。
*いびきや歯ぎしりがある。
*口臭が強い
*タバコを吸っている。 etc…………………………
一つでも当てはまると口呼吸をしている可能性があるそうです。
では口呼吸をしているとなぜダメなのか??
口呼吸をしていると、
*口腔・気道で炎症が起きやすい。
*唾液が蒸発し歯周病・虫歯になりやすい。(←唾液は抗菌作用、自浄作用を持っているため少ないと菌が繁殖しやすくなる。すると口臭も強くなる。)
*舌根沈下になる。(→いびきがでるようになる。)
*高齢者などは病原体がそのまま気管へ入り、誤嚥性肺炎などに繋がる。
以上のことから簡単に免疫についてお話しました。
対策としては口呼吸をなるべくしないようにするために、口輪筋(口を動かすときに使う唇の周りの筋肉)を強化する。そしてなんといっても自らの免疫を強くする。
という当たり前の所に戻るわけですねwwww今まで何の気なしにこれくらい大丈夫だろう!という油断の積み重ねが蓄積していくとやはり大事になりかねないリスクを誰しもが持っている。ということを、自分の身体の変化をもって実感しました(汗)
やはり歯科治療は日本は全国的にまだまだ『予防』の考えが浸透していない現実があるとはいえども、アメリカやスウェーデンなどなど、他国に比べデンタルIQが低いと言えます。
皆が『早期発見・早期治療』の考えが当たり前になり、自分の身体を見直していけば歯科治療の進めも確実に変化していくのではないか?!と密かに思っている今日この頃です☆
私も免疫をあげるために、色々トライし始めたばかりなのでなにかお勧めのことがあったらブログにてご紹介しますね!!
ちなみに体温を1度上げれば白血球数が30%増えるみたい。。。。なので入浴時にはしっかり浸かって20分~30分はがんばって浸かるようにしました。その際使うのはバスソルト!!塩は非常に身体にいいらしい!!と理事長先生がおしえてくれました!!
使っているのはコレです☆よかったらみなさんも是非お試しあれwww↓↓↓
http://www.kneipp.jp/
2010年12月22日 カテゴリ:歯科医療