こんにちは、三田診療所副院長冨川です。
では、先日の続き・・・
なんで健康な歯を削るの?
咬み合わせの調整や治療で健康な歯を削ったり、調整に時間や回数がかかったことはないですか?
咬み合わせの調整や治療はいろいろなことに配慮しなければならず、とても難しいのです。たとえば、、、、、
歯や根の形態
小さな歯に大きな力が掛かる咬み合わせは歯を痛めます。また、根の形態や長さに合わせた力の配分に合わせる必要があります。
骨の密度
一般に上あごは密度が低く、下あごの骨は密度が高いため、咬み合わせの力の配分の際の参考にすることもあります。
あごの動きや位置
単に咬んだときはもんだいなくても、奥歯で物をすり潰すようなあごの動きに対しても邪魔にならないように、調整する必要があります。
上下的な位置関係
整った歯並びに対して上下的に伸びている歯や、その反対に埋もれて見える歯など、歯並びみ乱れがある場合、調整が必要なこともあります。
水平的な位置関係
頬っぺた側の外側にある歯や、舌側の内側にある歯など、歯並びなどの乱れがある場合にも負担がかかることがあり、調整が必要なこともあります。
歯周病の有無
歯周病が進行していると、その分歯を支える骨の量が少ないため、健康な歯と同じような力ではなく、少し咬み合わせの力を弱める調整が必要なこともあります。
素材の違い
自然の歯は、金属やセラミックと硬さが異なるため、被せ物などの時間が経過しているときには咬み合わせの際の力が製作当初と変わっていることもあるため、調整することがあります。
咬み合わせの調整は、ただ歯を僅かに削っているように見えます。しかし実際には、これらすべてのバランスを考えながら、口の中という3次元の空間にバラバラに並んだ歯の、3次元の凸凹を、あごの動きという3次元の動きに合わせて歯を削り合わせる作業が含まれているのです。
食べずに長生きすることが本当に幸せでしょうか?
いつまでも食べることに不安の無い幸せな人生を送り続ける事ができるように、私どもが推薦している積極的な歯科治療を受けることを一度検討されてはいかがでしょうか?
医療界でも大腸ファイバー、胃カメラを使用して積極的に早期にポリープなどを除去して健康で長生きしようという考え方が一般的になっており、 痛みなど明らかに症状が出てきてから治療するのでは少し遅い のです。
少し早いかな?そのタイミングが重要になります。
60歳を挟んだ時期に積極的歯科治療法を取り入れ、まず80歳前後まで歯の心配をすることなく生活できることを目指しましょう。
結果、80歳前後で元気でいられた場合、治療の少々の見直しで、万が一100歳を超えるようなことになってもいつまでも楽しく自分の好きなものを一生涯食べられるようにサポートするシステムが宮田歯科の積極的歯科治療法です。
興味のある方は是非ご相談ください。
スタッフ便り:~6月28日院内掲示