宮田歯科三田診療所 医長 冨川です。
M9.0という過去最大級の東北地方太平洋沖地震から5日が経ちました。
まずは被災をされた方々に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復興をお祈りいたします。
また福島原子力発電所の放射能漏れの問題や計画停電、石油不足など東京都心部でもまだ混乱が続いていますね。
トイレットペーパーや電池、お米などが手に入りにくい状態のようです。
当院でも節電のため電気類の使用は極力抑えた状態で診療いたしております。
国際ビル自体も節電のため多少廊下が暗い状態です。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご協力お願い申し上げます。
こんな時だからこそ皆で協力して自分にできることを頑張っていくしかないですね。
節電、募金、、、、、、、あとは仕事ですね。
昨日テレビにて被災された高齢者の方が「カンパンなど食料物資が配給されても乾燥食品は硬くて食べるのが大変」とインタビューに応じているのを見ました。
防災対策を考えた時に、食料や水、ラジオなどを備蓄しておくことも重要ですが、やはり一番は「健康」です。
今回のように電気、水道、ガスなどライフラインが断たれた中では取り分けて「歯の健康」は大事になってきます。
あたたかい食べ物が食べれない状況では必然的に硬い食べ物が多くなってきます。救援物資が届いても満足に噛めない状態では消化も悪く体内への吸収も悪くなるためお身体全体の健康にも余計響いてきます。
また阪神淡路大震災の時にもありましたが、自宅から慌てて逃げる際に入れ歯を紛失された方が今回の震災でも多かったのではないかと思います。入れ歯がなければほとんどの物が食べられません。
そういった観点からもインプラントなど「取り付けの歯」にしておくなど、お口の環境をしっかり噛める状態にしておくことが重要だと考えています。
また歯は突然痛みだすことが多いので定期健診も重要です。
「明日は我が身」と混乱が起きやすい時だとは思いますが、皆様におかれましても、まずは落ち着いて行動し、お身体にも十分ご自愛下さい。
2011年3月15日 カテゴリ:その他, 東北地方太平洋沖地震, 歯科医療