咬合挙上治療
歯の「削れ」によって起きる問題
人間の歯は、通常それを日々使用するだけで、上下の噛む面が削れていきます。そのスピードは人によってさまざまではありますが、中には数年で1mm程度も削れてしまう方もいらっしゃいます(歯自体の長さは10mmもないのですが)。
また、現在の歯科医療業界の、スタンダードな処置として、削って噛み合わせを調整する風潮があります。
そのため、この「削れ」によって上下の顎が詰まってしまい、結果歯にさまざまなトラブルを起こしている方が多くいらっしゃいます。
そもそも、その昔、人間の寿命は60歳程度でありました。そのため、この「削れ」によって大きな問題を起こす前に、先に天寿を真っ当することが多かったのです。
しかしながら現在、日本は世界有数の長寿国となることで、この「削れ」という大きな問題に真っ向から直面しなければならない状況に陥ってしまいました。
咬合挙上の症状
上下の顎の詰まりは、歯にさまざまなトラブルを起こすと同時に以下のような全身症状として発現し、その原因の1つになっていると考えられています。
- 顎関節症の発生、耳鳴りの発生、めまいの発生、偏頭痛の発生、視力の低下
- 肩凝りの発生、手のしびれ
- 腰痛の発生や長期的にはヘルニア、脊椎幹狭窄症の発生により歩行困難による介助や車椅子による生活を余儀なくされる
このようなトラブルを回避するため、失ってしまった歯の高さを回復し、さらに、今後もトラブルが起こらないように積極的な歯の治療を患者様に提供いたします。
咬合挙上の治療法
当院独自の発想による積極的歯科治療の方法につきましては、患者様の状況やご要望により治療方法が変わってまいりますが、大きく分類すると、
- W冠テクニック(術者可徹性ブリッジ)
- 取り外し式ブリッジ(コーヌステクニックを使用)
- コーヌステクニックによる義歯
- インプラントを使用した固定式義歯
- マグフィット(歯科用磁石)使用した義歯
などが代表的な方法ですが、上顎、下顎で上記の方法を組み合わせるケースもあります。
いずれの方法も10年保証をしておりますが、10年保証が可能なのは30年の実績からの自信の証です。
10年持てばいいということでなく、できれば4分の1世紀(25年)を目指しております。