インフォームド・チョイス
「インフォームド・コンセント」から「インフォームド・チョイス」へ
「インフォームド・チョイス」という言葉を耳にしたことはございますか?
「インフォームド・チョイス」とは日本語にすると「説明と選択」という意味があります。
最近では当たり前になっている「インフォームド・コンセント」は「説明と同意」を示しますが、「説明」→「同意」だけでなく、
「いくつかの選択肢の説明」→「最も適した治療の方法を患者様が選択」→「同意」
という流れの、インフォームド・コンセントが更に進化した形、それがインフォームド・チョイスです。
当院では、医療を受ける主体である患者様の側に立って、可能な限りの治療方法を提示し、そのメリット・デメリットを丁寧にご説明します。
その上で患者様に治療法を選択・決定していただき、患者様にご満足いただける医療を行っていきたいと考えております。
これを可能にするには、医師も高いスキル・経験が必要であることは間違いありません。最新治療法を含むあらゆる治療方法に目を通し、精通していない医師は、責任を負えないことになります。
例えば当院では、義歯とインプラントをともにご用意しておりますが、インプラントはインプラント専門の歯科医院で安心でしょうか?
「インプラント」「審美歯科」「口腔外科」等々、“専門”という言葉に安心してしまうと、自らの選択肢を狭くすることになりかねませんか?
晩年、全身疾患等により歯科治療を受けることが困難な方や、歯科治療後に他の何らかの疾患になり、外来にて通常の歯科治療を受けることが難しくなる方も多く見受けられるようになっている状況を鑑みますと、インプラントの適用だけが必ずしも最善の治療ではない方もいらっしゃると考えられます。
当院では、欠損補綴(歯がなくなってしまったところを補う方法)として、長年に渡る豊富な経験から、性能の良い義歯とインプラントという選択肢が用意でき、患者様の選択肢の幅を拡げております。
当院のインプラント治療は、10年、約1500本の実績があり、他院でできないと言われ、断られた症例も多く手掛けてまいりました。
義歯に関しましても、他院ではなかなか真似のできないような精密な義歯(コーヌスクローネ等)をご提供することができます。
私共は、大切なのは「正確な診断に基づく治療計画」と「メインテナンス(予防)」であると考えます。そしてご提供できる選択肢の多さです。
それには、各専門分野を跨いだ、総合的な力が必要になってきます。
そのことが患者様の期待に応えることになるのではないかと思っております。
患者様と我々歯科医師が情報を共有し、選択を十分尊重する。そして、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士一体となってフォローをする。
そうすることによって効率的・効果的な治療が行われ、患者様のQOLを高めること繋がるのではないでしょうか。